日本遺産
認定ストーリーの概要
六根清浄ろっこんしょうじょうと六感治癒ろっかんちゆの地
~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~
日本遺産 ロゴ
三徳山は、山岳修験の場としての急峻な地形と神仏習合の特異の意匠・構造を持つ建築とが織りなす独特の景観を有しており、その人を寄せ付けない厳かさは1300 年にわたって畏怖の念を持って守られ続けている。
参拝の前に心身を清める場所として三徳山参詣の拠点を担った「三朝温泉」は、三徳山参詣の折に白狼により示されたとの伝説が残り、温泉発見から850年を経て、なお、三徳山信仰と深くつながっている。
今日、三徳山参詣は、断崖絶壁での参拝により「六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)」を清め、湯治により「六感(観、聴、香、味、触、心)」を癒すという、ユニークな世界を具現化している。